釜石フィールドワーク備忘録〜創作農家こすもす〜

7/27の夜から釜石に入り、地域で活動している方の話を聞いたり、課題について考えたりしています。

今回はETICのプログラムで参加していますが、コーディネートして頂けるというのはありがたい。

 

  • お金で解決するのか、人で解決するのか

私は営利ビジネスのセクターで仕事をしているので、お金以外の経済活動ということを仕事で扱うことはあまりありません。

(元々NPOに関わっていたこともあり、お金ではないやり取りも賛成ですが)

はじめにお邪魔したのが、創作農家こすもすさん。

釜石では震災後、公園などにも仮設住宅が建設され、子どもの遊び場が少なくなっていたという問題が出て来たそうです。

元々農家料理を提供するレストランなども経営されていたのですが、その問題を受けて、何と自力で公園を作るというチャレンジに出ます。

震災ボランティアの方々へ食事や宿泊場所を提供していた縁から、この取り組みに賛同する人が公園作りを手伝い、何と自力で公園を作り上げます。

公園の遊具は人工物を一切使わず、5年で朽ちるように作られているそう。(昨年に補強してまだ使える状態を保っています)

「長くもつ丈夫な物」という発想ではなく、「自然なもので朽ちても土に還る物」というこだわりを体現されています。

公園の後ろにある絵ですが、隣の工場の壁に描かれています。以前はよくあるグレーの壁だったんですが、津波を思い出して怖いという子どももいたそうで、明るい絵を描くことを決めたそうです。

とは言え自分では絵を描けないし、人に頼むにもお金が足りない、という状況の中、理念に共感した画家さんが無料で描いてくださったとか。

お金を介さない善意の輪で私設公園を作れてしまう、というのは素直に驚きでしたね。

 

  • とは言えお金の問題も

この公園を維持するのには年間で400万円程かかるそうです。

地面には子どもが危なくないように、とチップを敷いていますし、遊具のメンテナンスも必要です。

最近ではクラウドファンディングなどで動き出しの速度が一気に上がることもありますが、作り上げたものを維持することも大変なんですよね。

その時に自分の事業収入で維持するのか、寄付を募るのか、他の手法で維持するのか。

答えは一つではないですが、社会的意義のある取り組みが頓挫しないようにアイデアやノウハウを積み上げて行かなければ、と思う次第です。

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