先日、ランサーズから新サービスFreelance Basicsがリリースされました。
ウリは月額480円で税理士や弁護士の領域のサービスを提供するというもの。
正直思いましたよ、「やられた!」って。
まずはどんなサービスはちゃんと調べないと、ということで調べてみました。
大手は大手のアプローチ、私みたいな個人は個人のアプローチがあるので、私のやりたいこととはバッティングしないかな。
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480円は最低ライン、確定申告は29,800円〜
サービス内容をチェックしてみると、480円で受けられるサービスは確定申告セミナーと契約書のフォーマット提供、弁護士相談(電話相談で30分まで)です。
個々の事情に対応して確定申告を依頼すると、税理士紹介会社が間に入って税理士を紹介するという流れのようです。
ランサーズが一元管理する訳じゃないので、値段は変動するでしょうね。
目安はこんな感じのようです。あくまでも年商(売上)なので、最低ライン29,800円で済む人は少ないでしょう。
あと、2/15までに全ての資料を送ることが条件のようです。直前の依頼はダメよ、ということですね。
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確定申告を自分でやるか、丸投げするか
どちらが正解という訳ではないですが、自分のスタンスは決めておくべきです。
丸投げをするにしても、定期的に自分の事業の状況を把握できる仕組みは作っておくべきでしょう。
飲食店や小売であれば、売上と仕入のバランスもドンブリでは流石に・・・
自分でやるのであれば、税金や会計の勉強も必要ですが、自分で事業を行うのであれば知っていて得することはあっても損することはないでしょう。
全部自分で完結するのか、全部丸投げするのか、ではなく、どの部分を専門家にお願いするかというバランスだと思います。
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Freelance Basicsや他のサービスの登場で専門家の立ち位置が問われる時代に
ランサーズを通じて依頼できる税理士や弁護士は「はじめまして」から単発のお付き合いになるでしょう(顔を合わせることがないでしょうから、はじめましても言わないかも)。
専門家としても、間に誰かが入って単発の仕事を取るのか、継続的にお付き合いをして行くのかは考えないといけない時代になって行くでしょう。
顧問料は不透明だなんて言われますが、ランサーズなどが専門家仲介に参入することで価格の透明性は上がって行くはずです。
明瞭会計でクライアントに何を提供して、どう付き合うのか。専門家もクライアントも自分にマッチする付き合い方を考えておくべきでしょうね。